
こんにちは!【Prime English】をスルメのように『かみかみ』して深く理解し、英語学習の基礎にしようと奮闘中の、超弩級英語初心者マスターのチェリーです。
今回は、Skit04に出てくる【more A than B】の意味を掘り下げてみます。
【more A than B】の意味は?
最初に、結論。
彼は、悪魔というよりはむしろ天使だ。
これは、比較級の分野ですね。この例文を見ると、『ふんふん、なるほどね』って思うじゃないですか?
たぶん、これだけなら、誰でも理解できたはずです。
でもですね、比較級は、いろんな似たような表現方法があるので、勉強を進めていくと、だんだん、どれがどれだかわからなくなっていって、結局、比較級嫌い!ってなります。私がそうでした。
つまり、比較級の分野は、奥が深くて、深掘りがどんどんできるため、一度に覚えきれないんですねー。
そこで、今回は、深掘りはある程度までとし、少しづつ覚えていくことにします。名付けて、カメカメ作戦です。
では、次に、有名なクジラ構文に行きましょう!
クジラ構文 【no more A than B】 の意味は?
馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない
はい、これが有名なクジラ構文です。クジラが例文に使われているからクジラ構文と言われています。
ポイントは2つです。
① noは、noの次の語句を否定するので、no more=まったく〜でない という意味になります。つまり、前半は、クジラはまったく魚ではない。となります。
②than以下は、前半の文章より更にありえない内容になります。前半の文章が、いかにありえない内容かを更に強調して伝えてます。
以上のポイントを踏まえると、『クジラは全く魚ではない』『馬が魚ではないのと同様に』となり、最終的に、『馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない』となります。
このように考えれば、前半から順番に訳す事ができます。
いやー、【more A than B】と【no more A than B】はnoがあるかないかの違いだけなのに、意味はずいぶん違いますよねー。
だから、こんがらがってくるんです!
さあ、ここから、更に、スルメのように『かみかみ』して掘り下げますよー。でも、心配しないでください。今回は、次で『かみかみ』は終わりにしますので。
【no less than】【no more than】【not more than】【not less than】の意味は?
結論。
【no more than】の意味は、『たった〜しか』
【not more than】の意味は、『せいぜい』
【not less than】の意味は、『少なくとも』
私は一万円も多く持っている
私はたった10円しか持っていない
私はせいぜい10円しか持っていない
私は少なくとも一万円は持っている
いやー、似た文章のオンパレード。ややこしいですよね。
noの場合は次の語句を否定するので、no moreは『たった〜しか』という意味になるのはわかりますね。
では、notの場合はどのように考えればいいでしょうか?
notの場合は、not以下の文章をすべて否定し、上限、下限のイメージで考えてください。
どう言う事かというと、例えば、more than 10yenの場合は、10円以上となり10円が下限となりますが、それに、notがつくと、10円以上を否定するので、意味は逆で10円以下となり、10円が上限となります。つまり、意味は、『せいぜい10円しか』となるのです。
以上のような理屈を踏まえておけば、普通の丸覚えよりかは覚えやすいと思いますので、頑張って覚えてみてください。
以上が、【more A than B】の意味を掘り下げてみた結果でした。
みなさんもぜひ、【Prime English】をスルメのように『かみかみ』して、英語を楽しんでみてください。では!